風力発電開発について
現在、地球環境問題の高まりから、地球環境への負担が少ない新エネルギーの導入促進が求められています。 新エネルギーの中でも、自然エネルギーである風力発電は、二酸化炭素(CO2)を排出しないクリーンなエネルギーであり、また経済的にも有望であることから、近年、その導入が飛躍的に伸びております。 このような状況下、弊社としましても、風力開発に係る適地選定や建設計画策定業務等をはじめとして、民間事業者及び地方自治体の風況精査や風力発電導入に係る諸計画策定等のお手伝いを通して蓄積した高度なコンサルタント技術を生かすとともに、九州大学、(株)環境GIS研究所、(株)FSコンサルティングと共同開発した風力タービン適地選定支援ソフト「RIAM-COMPACT(リアムコンパクト)」を使用して、国の内外を問わず、風力発電の導入計画策定等に関するお手伝いを行っております。
風力開発のフロー
- 風況調査計画の策定
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- 風況シミュレーションを実施し、計画地点の中で風況特性を代表するポイントを選定する。
- 風況調査の実施
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- 50mの観測ポールで、1年間に亘り風向・風速を観測する。
- 観測データは1ヶ月毎に回収する。
- 風力発電事業可能性調査(FS調査)
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- 風況調査結果を基に、経済性を中心に風力発電事業の可能性を評価する。
- 本調査で基本設計(風車の基本仕様、配置計画等)まで実施する。
- 電力会社の風力発電系統連系募集への応募
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- 電力会社の送配電系統に連系するために、募集に応募する。
- 応募するためには基本設計(機器仕様、配置計画等)を済ませておく必要があり、FS調査である程度の検討を済ませておく必要がある。
- 風力発電システム設計の実施
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- 基本設計に対し、具体的なシステム設計を行う。実施内容としては、概略以下のとおり。
- 環境調査(FS調査で必要性が認められた場合)
- 具体的な機器搬入路調査と改修の有無検討
- 土木・建築工事の設計
- 建設工事工程の策定
- 詳細な年間発電電力量の試算
- 具体的な風車の仕様決定
- 風車の系統連系システム設計等
- 事業の実施
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- 実施設計(設備設計、工事設計、工事計画等)
- 建設工事(契約、風車設置工事、電気工事、土木工事、試運転・検査)