鉱体流電電位法(MAM)探査
鉱体流電電位法(MAM)は電気探査の一つです。電極を地熱貯留層付近に埋め、坑井のケージングを利用して地下に電気を流す探査法で、地熱地帯の拡がりをとらえることができます。
鉱体流電電位法探査の電極配置概念図
測定には2つの電流電極と2つのポテンシャル電極を使います。電流電極の1つ、C1は坑口に接続し他の電極C2は坑井から6?ほど離れた位置にアース設置します。電極と銅板を泥の中に埋め、接地抵抗を下げるため、電極のまわりに塩水をまきます。そして2つのポテンシャル電極を用いて坑井周辺の電位を測定するわけですが、電極の1つは測点に設置し、もう1つは約3?離れた地点に設置します。