電磁法(MT)探査
電磁法探査によって地熱地帯の比抵抗構造を把握し、ターゲットとなる電気的不連続線や低比抵抗域を抽出致します。
- センサー方向をまず決定し、4つのセンサーを測定位置から通常50m離した地点にほぼ南北方向(Ex)と東西方向(Ey)の地電流ダイポールとして設置します。
- 電極は深さ15~25?にしっかりと埋め、穴の底には接地抵抗を小さくするためにベントナイトを敷きます。
2次元比抵抗モデル
- 次に、センサー同士の干渉を極力避けて地電流ラインから離れた所に3つの磁場センサーを設置します。このとき、風によるノイズの影響を受けないように木や木の根からも離して設置する事が大切です。そのような場所を見つけたら、気温変化の影響を極力受けないように地中に埋めて動かないように固定します。水平方向の磁場を測定するセンサーHxとHyは水平に設置し、鉛直方向の磁場を測定するセンサーHzは垂直に設置します。